ボードゲームで遊ぼうよ?

ボードゲームの紹介やプレイ日記

ストイケイア|STOIKHEIA

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※この記事はゲームマーケットのプレイレポートとしてゆたかが書きました

デザイン 新塚
人数 2人専用
ルール説明 5分
プレイ時間 20分
対象年齢 12歳以上
発売時期 2016秋

ストイケイア

魔法使いが精霊の力を借りて杖づくり
3×3マスのワーカープレイスメント
&セットコレクションの2人用ゲームです

コマの並びを工夫して精霊パワーを発動しよう

20分というコンパクトさ
&遊ぶたびに変化するカード構成が
リプレイ欲をそそります

gamemarket.jp


概要

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中身はこんな感じ

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3×3のアクションスペースがランダムに並びます

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アクションスペースへ自分のコマ(使い魔)を置くことで
対応するアクションが可能です

アクション一覧

  • 魔法の素であるエレメントを得る(4種)
  • 同色エレメント2つを好きなエレメント1つへ変換
  • 同色エレメント2つ/4つを3点/8点へ変換
  • 2点を得る
  • エレメント得る or 杖を生成(2種)

お互いのプレイヤーは交互に使い魔を配置して
エレメント獲得→それを支払って杖の生成を繰り返します

  • 杖には2~15点の得点がついています
  • また、対応する色のエレメント獲得数を増やす効果もあります
  • さらに、特定の種類の杖を複数集めることでセットボーナスが得られます


杖カードの山札がなくなったらゲーム終了
より得点の高いプレイヤーの勝ちです
 

セットアップ

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お互いのプレイヤーは4つの使い魔と
4つの瓶を持ってスタートします

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瓶の数だけエレメントを所有することができます
また、瓶はゲーム中に増やすことが可能です

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今回のゲームで使用する精霊カードを8枚中6枚ランダムに選びます
カードによって特殊効果が違います

(かわいいので全部使いたい…我慢です)

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杖カードには白と黒の2種類があります
黒の方がより高得点・高コスト

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まずは黒をシャッフルして3枚除外→残りを裏向きに置き

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その上にシャッフルした白を重ねて山札完成です

序盤に低コストカードが出るようになってるんですね
ナイスな調整です!

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精霊カードと杖カードはこのように並べます

アクションカードの上部・右部に精霊カード3枚・3枚
アクションカードの下部・左部に杖カード3枚・3枚

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最後に杖のセットボーナス:魔導書カードをランダムで3枚セットしたら…

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ストイケイアのセットアップ完了です!

慣れるまでは大変かもしれませんが、
ゲームのランダム性を高めるために必要な準備です

1度遊んでしまえば変化するアクションスペースの配置
&精霊カードや魔導書カードの組み合わせを楽しむことができると思います
 

遊び方

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交互に使い魔を配置してアクションを行います

既に他の使い魔がいるアクションスペースには配置できません

使い魔が手元に帰ってくるタイミングは…

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使い魔が縦横どちらかに3つ並んだ時です
並ぶ使い魔はどちらのプレイヤーのものでも構いません

この時、アクション終了後に2つのイベントが発生します

①杖カードの獲得

  • 対応する列の杖カードをコストを払って獲得できます
  • 縦に並んだ→下の杖カード、横に並んだ→左の杖カード
  • もしコストを支払えない/支払いたくない場合は杖カードを裏向きで獲得
  • 杖カードの裏面は瓶→エレメントの所有上限が1つ増えます


②精霊カード発動

  • 対応する列の精霊カードが発動します
  • 縦に並んだ→上の精霊カード、横に並んだ→右の精霊カード
  • 効果は大別するとエレメント獲得・杖に応じた得点獲得の2種類
  • 効果は並べて置かれた使い魔の数だけその持ち主に適用される
  • つまり自分だけでなく相手にも効果が適用される場合がある

例えばこの状況なら…
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黒が2×(1+青の杖の数)の得点
白が1×(1+青の杖の数)の得点

となります


また、このゲームの面白いポイントとして、

  • 精霊効果のエレメント獲得は拒めない
  • 不要なエレメントを捨てられない

というルールがあります

一度獲得したエレメントは杖や得点に変換するしかありません

場合によっては不要なエレメントで瓶が埋まってしまうことも…

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(大地のエレメントで埋め尽くされた恐怖のワンシーン)

杖によってエレメントの獲得数は拡大再生産されていくため
計画的なエレメントマネジメントが求められます


さらに、魔導書カードを獲得するには長期的な計画も必要です

魔導書カードは指定された色の杖の組み合わせを達成すると
ノーコストで獲得できる得点カードです

3枚中1枚はゲットしておきたいですね
 

感想

遊んだ人 特徴
ゆたか 重ゲーを好んでプレイする20代男性
いしだ 軽ゲー好きだが重ゲーに付き合わされ気味の20代女性

最初は淡々と使い魔を配置していました

しかし、盤面が使い魔で埋まってくると
やりたいアクション・ほしい杖・精霊効果のジレンマ
に気が付きます

9マスしかありませんので、簡単に3マスが並び、
そのたびに杖カードがなくなっていきます

予想以上にスピーディ!

手早くエレメントを集めないと欲しい杖は相手に取られたり、
エレメントが足りず瓶になってしまったり……

あの使い魔が邪魔だから手元に返したい!
でも返すためにはあのアクションを今やらなきゃで……

ビンゴ配置×ワーカープレイスメントのシステムが
非常にうまくマッチしています

後半は杖の効果でゲームが加速
気づけば山札切れでゲームセット
もう一手あれば!が名残惜しい!

大雑把にみえた杖カードの得点も、
最終的にはきれいに僅差で白熱したゲーム展開に

これはお見事
(強いて言えば先手の方がちょっと有利なのかな?)

セットアップがやや面倒ではありましたが
それを覆すほどやり込める面白さ


そのまま2回戦に突入

今度は魔導書にも意識を向けてプレイ

魔導書を考慮して計画を立てていくと
一手一手に重みが出ます

また、アクション&精霊の配置も異なるため
1回目とは似ているようでニュアンスの違うジレンマがありました

ランダム要素が利いていてリプレイ性も高いです


まとめると

戦略的なゲームを好む方がさくっと短時間で遊びたい時
戦略ゲームの入門編として遊んでもらうのにぴったりの良作でした!


いしだの感想

  • 最初は何を集めたらいいか分からなかったけど、2回目は魔導書を意識して勝てたので嬉しかった
  • 空き瓶を最小限におさえてエレメントをやりくりするのが楽しかった
  • もうちょっと頑張りたい!ときにゲームが終わるので何度も遊びたくなります

レポートは以上となります

みなさんもぜひ遊んでみてくださいね

gamemarket.jp


※2017/2/7追記 ストイケイアは現在完売していますが、購入希望者数をみて再販を検討するそうです再販が決定しているそうです