トラピジスタ|trapezista
TTP賞応募作品「トラピジスタ」のルールを公開します。
印刷用ルールはこちら
trapezista_rule_101.pdf - Google ドライブ
専用ボードのデータはこちら(A4)
trapezista_101_公開用.pdf - Google ドライブ
概要
15分程度で遊べる4人専用トリックテイキングゲーム。
個人戦・マストフォロー・ノートランプです。
コマの配置を鑑みて勝つべきタイミングを見極めましょう。
ストーリー
プレイヤーたちはサーカスの一座となり、空中ブランコに挑戦します。
華麗なトリック(技)を披露し、サーカス一の人気者を目指しましょう。
くれぐれも事故にはお気をつけて。
用意するもの
- トランプ各スート A~10 とジョーカー2枚(計42枚)
- 区別がつくプレイヤーコマ4つ(重ねやすい円形チップやコイン等)
- 専用ボード1枚
- 得点計算用の紙&ペン、またはチップ等
ゲームの流れ
- ボード上の「舞台裏」(外側の 4 つの円)にプレイヤーコマを 1 つずつ置きます
- 各プレイヤーは自分のコマを1つ選択します
- 42枚のカードをよくシャッフルし、プレイヤーに10枚ずつ手札を配ります
- 余った2枚は非公開のまま脇に寄せておきます
- じゃんけんなどで最初のリードプレイヤーを決めます(初回のみ)
- リードプレイヤーは自分のコマを隣接する「舞台」へ移動します
- 手札から不要なカードを2枚選び、全員同時に左隣のプレイヤーへ渡します
- リードプレイヤーから最大10トリック行います(マストフォロー、カードを出す順番は時計回り)
※トリックの勝者が次のトリックのリードプレイヤーとなります
以上の流れを1回の「公演」とし、公演が終わるごとに得点計算をします。
4 回公演を繰り返したらゲームが終了し、最も得点の高い人が勝ちます。
※公演ごとに最初のリードプレイヤーを時計回り順に交代してください。
カードの強さ
- 台札と同じスートで数字が最も大きいカードが勝ちます
- ただし、ジョーカーが出た場合は強さが逆転します(後述)
ジョーカーについて
- 自分の番なら台札に関係なくいつでも出せます
- 出すと必ず負けます
- リードプレイヤーが出した場合は、以降最初出たジョーカー以外のカードが台札となります
- その公演で1枚目のジョーカーが出た場合、そのトリックからカードの強さが逆転します
- つまり A が最も強くなり、10 が最も弱くなります
- 逆転した場合も台札と同じスートでなければ勝てません
- 強さの逆転は2枚目のジョーカーが出るか、公演が終わるまで続きます (2 枚目のジョーカーが出たら、そのトリックからカードの強さが元に戻ります )
- 強さの逆転が一目で分かるよう、1枚目のジョーカーが出たらボードの上に置いておくと良いでしょう
トリックで勝利したら
※ボードにサマリーがあります
- 勝利した人のコマを移動します
- コマが「舞台裏」にある場合は、隣接する「舞台」へ移動します
- 一度舞台へ出た後は、勝利するたび白い矢印に沿って(時計回りに)隣の舞台へ移動します
- もし移動先に他のコマがあれば、自分のコマを一番上に重ねます
- 勝利したとき自分のコマの上に他のコマがあれば、次の舞台へは移動せず、自分のコマを一番上へ重ね直します
- 他のコマの上から次の舞台へ移動したとき、移動先に他のコマがなければ事故が起きたと見なします (移動前、他のコマの上に居なかった場合や、移動先に他のコマがあった場合はセーフです)
- 事故が起きた場合、トリック数に関係なく即座にその公演を終了します
得点計算
①無事に10トリック終えた、もしくは、②事故が起きたら公演を終了し得点計算をします
- ①無事に終えた場合……コマが重なっている人全員が得点を得ます
下から1段目の人は1点、2段目の人は2点、3段目の人は3点を得ます
4段重なった場合、4段目の人は得点に関係なくゲームの勝者となり、伝説の空中ブランコ乗りとして語り継がれます
- ②事故が起きた場合……事故に関わった人以外が1点を得ます
事故に関わった人とは、以下のどちらかに該当する人です
(A)他のコマの上から、他のコマがない舞台へ移動した人
(B)事故の直前に(A)のコマの下になっていた人全員
勝利条件
4回公演を行って最も得点の高い人全員が勝者となり、サーカス一の人気者となります。おめでとう!